三井物産、スペインのバメサと合弁でトルコに自動車用鋼板加工会社を設立

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三井物産は、欧州三井物産が自動車生産が急増しているトルコでスペイン系鋼板加工事業会社であるバメサ・アセロス社のトルコ現地法人であるバメサ・チェリック社と自動車用鋼板加工事業の合弁会社「バミ(BAMI)」を設立したと発表した。

トルコでは自動車生産が急増しており、新会社は今年12月からトルコに進出している自動車メーカー向けに、自動車車体の軽量化が図れるレーザー溶接加工事業を開始する。このほどトルコ政府から設立許認可を取得した。

新会社の資本金は280万ユーロ(約4億円)で、欧州三井物産が49%、バメサ・チェリックが51%を出資する。

トルコは、欧州への輸出製造拠点として自動車生産が急増しており、三井物産が2003年からアジアで培ってきた日系自動車メーカー向けレーザー溶接事業ノウハウと、バメサがトルコで培ってきた欧州系自動車メーカー向け鋼板加工事業ノウハウの相乗効果は高いと判断し、合弁会社を設立することで合意した。

新会社は、日本の最新式の技術を導入し、トルコ西部のブルサ県で既に稼動しているバメサ・チェリック敷地内に設立する予定。

新会社では既にホンダのトルコ現地法人からドア材向けのレーザー溶接加工を受注しており、今年末から出荷を開始する予定。今後は、欧州系、米系、日系、韓国系など、各自動車メーカー向けにも販路の拡大を図る。

《レスポンス編集部》

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