【スタッドレスガイド'08】ビギナーでも安心のコントロール性能…ミシュラン X-ICE XI2

自動車 ニューモデル 新型車
【スタッドレスガイド'08】ビギナーでも安心のコントロール性能…ミシュラン X-ICE XI2
【スタッドレスガイド'08】ビギナーでも安心のコントロール性能…ミシュラン X-ICE XI2 全 11 枚 拡大写真

雪道といっても、ふかふかの新雪と何台ものクルマが走って踏み固められた圧雪路とではまるで条件が異なる。しかし『X-ICE XI2』(エックスアイス エックスアイツー)は、そのどちらもトレッドパターンの溝がうまく雪を捕まえてくれるから、安心して走れる。

ソフトな感触の新雪は意外と抵抗が大きくブレーキングはよいが、アクセルを踏んだときにはホイールスピンさせながらでないとトラクションがでないことがある。そんな雪でもさほど空転させなくても走り出すことができる。

山岳地のワインディングロードを走るときには、深い雪だったり、圧雪路だったりするが、コーナリングではハンドルがよく利くので、カーブの入り口で安心感があった。まずはハンドルのとおりに曲がってくれることが大事だが、小さなハンドル角から応答してくれ、さらにハンドル角が大きくなったところでも反応があり、なかなかサーチュレイトしない(反応の頭打ちにならない)のがよい。

雪道でのコーナリング中はアクセルによるコントロールは可能だ。アクセルペダルをゆっくり踏み込んでいくと加速状態になるが、徐々にアンダーステアが出てカーブの外にふくらみ気味になる。またアクセルペダルを戻していくとフロントのグリップが増してインに向いてくる。極端にやればリヤの滑りも誘発することができるが、そんなときでもゆっくりした動きでコントロールしやすい。

シャーベット路も含めて雪道のレベルはかなり高く、ベテランは扱いやすく、ビギナーでも危なげなく走ることができる。

ドライ路面での性能は、『DRICE』の時代からしっかりしていることで有名だが、XI2になってさらに踏ん張る力が増えている。応答性の中立付近は穏やかで切り込んでいったときや、コーナリング中のグリップの強さや安定感は高く、ここでも安心感があった。

高速道路ではこれまでのスピードレンジQからTへと1ランク上がったことが、安心感になっている。160km/hまでの保証から、190km/hになったことは、耐久性だけでなくハンドリング性能の余裕にも影響を与えている証だ。

氷上性能IMPRESSION雪道性能IMPRESSION
PROFILE
タイヤ徹底ガイドTOP

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
  3. マイバッハ初の2シーターオープン「SL 680 モノグラム」米国発売へ、約3315万円から
  4. スズキの人気トールワゴン『ソリオ』開発責任者が語る、「顔だけじゃない」マイナーチェンジの真価
  5. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る