音や香りが揺らぐ…レクサス青山ショールームの空間デザイン

自動車 ビジネス 企業動向
音や香りが揺らぐ…レクサス青山ショールームの空間デザイン
音や香りが揺らぐ…レクサス青山ショールームの空間デザイン 全 20 枚 拡大写真
3
間接音響と香りで上質空間を創る

ギャラリーを訪れて気付いたのが、ほのかに伝わる香りとヒーリングサウンドである。とかくメカニカルな臭いや雰囲気の漂いがちなショールーム内。それを解消しつつ、体と心のリフレッシュをさせようというものだ。とくに臭いに敏感な女性や外国人には好印象となるであろうし、レクサスの購買行動になればこの上ない。

香りとともに空間の雰囲気づくりを構成しているのが、“音環境デザイン”の採用である。音響機器メーカーであるヤマハのサウンドテクノロジー開発センターの協力で実現した。デザインといえばカタチやグラフィックになるが、目に見えないものの耳から入る音もデザインとして認識する必要はありそうである。

サウンドテクノロジー開発センターの秦雅人は、コンセプトを「音環境デザインの考えは、最適な展示音響空間と快適な会話が可能な音響空間を実現するものです」と説明する。

「そのため間接音響技術、音ビーム化技術、アンビエンス(背景音)などの先進技術を駆使。それぞれの空間特性と目的に合わせた、“ときめき”や“やすらぎ”を表現したオリジナル音源により、快適な展示や商談の空間づくりを図ってます」と、単なるBGMやスピーカーの設置に留まらない、“音環境デザイン”の必要性を説く。それを感じる、感じないかは、読者自身で足を運んで試していただきたい。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 続きを読む

《浜田拓郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る