日立グループ、イートン社 から商用車用ハイブリッド駆動システムを受注

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日立製作所とハイブリッド自動車用などのリチウムイオン電池の製造会社である日立ビークルエナジーは、米国のイートン・コーポレーションから商用車向けのハイブリッド駆動システム用のモーター、インバーター、リチウムイオン電池などを受注したと発表した。2011年までに納入する。このハイブリッドシステムが搭載された商用車は、北米、欧州、アジア市場に市場投入される予定。

環境規制の強化や燃費意識の高まりから、商用車を含めたハイブリッド自動車の市場規模は、世界で2007年度の69万台から、2010年度には150万台にまで伸長するとみられている。輸送業務に活用されているイートン社のハイブリッドシステムを搭載した商用車は、現在、窒素酸化物やその他の有害排気物とともに燃料コストにおいて走行経路や操作状態によって30 - 60%の間で削減することを達成している。

イートン社は、トランスミッションやクラッチ、ハイブリッド駆動システムを含む商用車パワートレインシステムを開発・生産している。イートン社では、2005年から世界に先駆けて日立のハイブリッド車用部品を含むハイブリッド駆動システムを商用車メーカーに納入しており、既に北米や中国で宅配用バン、中型の業務用ピックアップトラックや運送業務用トラック、路線バスなどの用途に採用されている。

日立は、ハイブリッド自動車の主要部品であるモーター、インバーター、電池を日立グループ内で開発、製造し、システムとして納入できるのが強み。特に、子会社である日立ビークルエナジーは、次世代ハイブリッド自動車のキーテクノロジーとして期待されているリチウムイオン電池を量産車向けに納入している世界で唯一の電池製造会社だ。

《レスポンス編集部》

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