フリースケール、クリーンエンジン向け32ビット車載マイクロコントローラを開発

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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、主な量販車種のパワートレイン制御向けにパワー・アーキテクチャー技術をベースとした32ビット車載マイクロコントローラの最新製品『MPC5674F』を発表した。

自動車メーカーは、燃料効率が高く、排出量の少ない自動車の開発にしのぎを削っている。「グリーン」な自動車の開発では、高性能マイコンが重要な鍵を握っている。

MPC5674Fは、エンジンの正確な制御を求める自動車業界のニーズに対応、燃焼効率を最適化することで燃費を最大限に高め、性能を維持したまま排出ガスを低減する。

90nmプロセス技術で製造されたMPC5674Fは、264MHzのクロック・スピードでパワートレイン制御向けマイコンとして高速な動作を実現する。この600Dhrystone MIPS(DMIPS)という高性能により、従来のエンジンコントローラの10倍に匹敵する処理速度を達成した。

コモンレール・ディーゼル・インジェクション・システム、ガソリン直噴エンジン、予混合圧縮着火(HCCI)システム、ハイブリッド車では、高性能なマイコンが求められている。フリースケールはMPC5674Fの高いCPU性能、高度な信号処理能力、クワッドADC、そして4MBのオンチップフラッシュメモリでこのニーズに応えるとしている。

《レスポンス編集部》

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