【アウディ A3スポーツバック 詳報】ダウンサイジングされた排気量

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【アウディ A3スポーツバック 詳報】ダウンサイジングされた排気量
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マイナーチェンジをして発表されたアウディ『A3スポーツバック』。従来モデルの最上級グレードは3.2リットルV6エンジンと4WDの「3.2クワトロ」だったが、新型では2リットルターボと4WDの「2.0TFSIクワトロ」が最上級モデルとなる。

アウディジャパン商品企画部の平野智さんは「現在のアウディは1滴のガソリンからより多くのパワーを生み出すことをコンセプトとしていますので、最上級グレードも排気量をダウンサイジングしています」

「2リットルのターボエンジンはクワトロ(従来モデルはFF)を組み合わせたことで車両重量が増加していますが、燃費性能やCO2の排出量に関しては約3%の悪化にとどめています。価格も3.2クワトロよりも50万円以上低い設定ですので、A3スポーツバックのクワトロがより身近になったと思います」とコメント。

2.0TFSIクワトロの走りは従来の3.2クワトロと比べると搭載エンジンの違いにより、だいぶ異なったフィーリングにはなっているが、最上級モデルにふさわしい乗り味に仕上がっている。

エンジンが直4になったことでV6に比べてフロントの軽快感が増し、クルマ全体の身のこなしが軽くなっている。それでいながら前後の重量バランスがよく、FF車よりも据わりのよいフットワークを見せてくれる。クワトロの恩恵によりコーナリング中の安定感や立ち上がりでアクセルを開けた際のトラクションの掛かり具合もFF車よりも明らかに優れている。

エンジンは2リットルだが低回転からトルクがあり、6速DSGとのマッチングもよいのでパワーの面でも不満を感じることはないはずだ。大排気量V6の滑らかなパワーフィールも魅力的だったが、今の時代の流れにマッチしているのは2.0TFSIクワトロだろう。

439万円という価格はコンパクトハッチとしては高額な部類だが、この2リットル直噴ターボ&クワトロのパッケージングはかなり魅力的だ。

《岡島裕二》

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