【アウディ A3スポーツバック 詳報】ダウンサイジングされた排気量

自動車 ニューモデル 新型車
【アウディ A3スポーツバック 詳報】ダウンサイジングされた排気量
【アウディ A3スポーツバック 詳報】ダウンサイジングされた排気量 全 9 枚 拡大写真

マイナーチェンジをして発表されたアウディ『A3スポーツバック』。従来モデルの最上級グレードは3.2リットルV6エンジンと4WDの「3.2クワトロ」だったが、新型では2リットルターボと4WDの「2.0TFSIクワトロ」が最上級モデルとなる。

【画像全9枚】

アウディジャパン商品企画部の平野智さんは「現在のアウディは1滴のガソリンからより多くのパワーを生み出すことをコンセプトとしていますので、最上級グレードも排気量をダウンサイジングしています」

「2リットルのターボエンジンはクワトロ(従来モデルはFF)を組み合わせたことで車両重量が増加していますが、燃費性能やCO2の排出量に関しては約3%の悪化にとどめています。価格も3.2クワトロよりも50万円以上低い設定ですので、A3スポーツバックのクワトロがより身近になったと思います」とコメント。

2.0TFSIクワトロの走りは従来の3.2クワトロと比べると搭載エンジンの違いにより、だいぶ異なったフィーリングにはなっているが、最上級モデルにふさわしい乗り味に仕上がっている。

エンジンが直4になったことでV6に比べてフロントの軽快感が増し、クルマ全体の身のこなしが軽くなっている。それでいながら前後の重量バランスがよく、FF車よりも据わりのよいフットワークを見せてくれる。クワトロの恩恵によりコーナリング中の安定感や立ち上がりでアクセルを開けた際のトラクションの掛かり具合もFF車よりも明らかに優れている。

エンジンは2リットルだが低回転からトルクがあり、6速DSGとのマッチングもよいのでパワーの面でも不満を感じることはないはずだ。大排気量V6の滑らかなパワーフィールも魅力的だったが、今の時代の流れにマッチしているのは2.0TFSIクワトロだろう。

439万円という価格はコンパクトハッチとしては高額な部類だが、この2リットル直噴ターボ&クワトロのパッケージングはかなり魅力的だ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. HKS×Defiコラボ第2弾! ネオクラシック調の追加メーターセット登場…東京オートサロン2026
  5. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る