米国で最も安い新車…日産ティーダラティオ

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米国で最も安い新車…日産ティーダラティオ
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北米日産は10月31日、『ヴァーサセダン』(日本名:『ティーダラティオ』)が米国市場で販売される新車の中で、最もロープライスになったと宣言した。その価格は9990ドル(約97万9000円)というから驚きだ。

このヴァーサセダンは11月18日から販売が始まる1.6リットル仕様。従来、ヴァーサは1.8リットルがエントリーグレードだったが、その下に位置する1.6リットルを投入することで、1万ドルを切る価格を実現した。
 
エントリーグレードとはいえ、1.6リットル直4は最大出力107psと実用性十分。経済性も高く、燃費は市街地モードで26マイル/ガロン(約11.05km/リットル)、高速モードで34マイル/ガロン(約14.45km/リットル)と優秀な数値をマークする。
 
ちなみに、9990ドルは5速MT車の価格。4速AT車は1万ドルを上回るが、それでもコストパフォーマンスの高さは特筆モノだ。北米日産のブライアン・キャロライン上級執行役員は「中古車の購入を検討していた顧客を振り向かせるだけの競争力ある価格」とアピールしている。
 
北米日産は同時に、11月30日までの期間限定で『ヴァーサ』、『ムラーノ』、『セントラ』、『アルティマ』、『ローグ』の5車種にゼロ%金利を適用すると発表。これも販売の大きな追い風になると思われる。
 
米国で1994年に登場した初代クライスラー『ネオン』は、9000ドルを切る価格が評判となり「日本車キラー」とマスコミに騒がれた。現代の「米国車キラー」は日産ヴァーサで決まり、だろうか。

《森脇稔》

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