ダイハツ、通期純利益は据え置きの320億円

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ダイハツ、通期純利益は据え置きの320億円
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ダイハツ工業は4日、2009年3月期の第2四半期累計業績と通期の予想を発表した。国内軽自動車販売が好調で中間期は売上高、各利益段階とも最高となた。通期は営業利益を下方修正したものの、純利益は期首予想の320億円(前期比8.4%増)を据え置いた。

通期の国内軽販売は、期首計画の62万台(前期比2%増)を変更しておらず、車種構成の改善などによって売上高は300億円上方修正の1兆7800億円(4.5%増)とした。営業利益は150億円下方修正の560億円(14.1%減)を予想している。

円高の影響や輸出の減少、さらに研究開発費の増加などを織り込んだことによる。ダイハツは国内の軽販売好調に加え、海外事業のウェイトが低いことやトヨタ自動車からの受託生産車も小型車が主体のため、大幅な業績悪化は免れている状況だ。

箕浦輝幸社長は「低コスト車の開発にリソースを集中し、流通部門までを含む改革を加速したい」と述べた。国内での減産については現状では計画はなく、「今後の状況に応じて対応したい」と語った。

中間期は軽の売り上げ台数が前年同期比8%増加するなど、ダイハツブランドの総台数は約48万2000台(8%増)となった。売上高は7.6%増の8808億円、営業利益は11.3%増の279億円、純利益は35.6%増の171億円で、上期としては6期連続の増収増益を確保した。

《池原照雄》

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