ヨーロッパ新車販売、6か月連続マイナス…10月

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ヨーロッパ新車販売、6か月連続マイナス…10月
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ACEA(欧州自動車工業会)は14日、2008年10月の新車販売結果を公表した。総販売台数は113万4031台で前年同月比は14.5%減と6か月連続のマイナス。通年での前年割れが濃厚になってきた。

欧州5大市場はすべて前年実績を下回った。ドイツは8.2%減の25万8814台、フランスは7.4%減の17万4939台とマイナス幅を少なく抑えたものの、イタリアは18.9%減の16万7940台、英国は23%減の12万8352台、スペインは40%減の7万7660台と大きく落ち込んだ。

主要9社の販売結果は、1位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が前年同月比7.6%減の24万9948台を販売。VWブランドは6%減だったが、アウディブランドが3.3%増の5万7803台と好調だった。

2位のPSA(プジョーシトロエン)は16.3%減の14万5493台。3位のフォードグループ(ボルボを含む)は11.9%減の11万1971台。4位のルノーグループ(ダチアを含む)は19.1%減の10万1644台。ダチアブランドはマイナーチェンジした『ロガン』が牽引役となり、15.5%増の1万7357台を販売した。

5位のGMグループ(オペル、シボレー、サーブを含む)は25.2%減の9万4479台。6位のフィアットグループ(ランチアやアルファロメオを含む)は7.9%減の9万3952台。ランチアブランドは新型『デルタ』が引き続き人気で、6.9%増の9789台と健闘している。

7位のBMWグループ(MINIを含む)は10.4%減の6万6242台、8位のダイムラー(メルセデスベンツとスマート)は16.6%減の6万1754台。9位のトヨタ(レクサスを含む)は23.6%減の5万4612台だった。

このほか、日本メーカーでは、日産が16.4%減の2万2226台、スズキが18.5%減の1万9383台、マツダが11.8%減の1万7330台、ホンダが25.7%減の1万7268台、三菱が15.8%減の9067台と苦しい戦いを強いられている。

《森脇稔》

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