無免許運転の女子中学生、送検 中学生には見えなかった…

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北海道警は14日、知人の乗用車を運転中に北海道苫小牧市内の市道で追突事故を起こし、そのまま現場から徒歩で逃走したとして、同市内に在住する15歳の女子中学生を危険運転致傷と道路交通法違反容疑で書類送検した。

北海道警・苫小牧署によると、問題の事故は今年9月18日の午後7時40分ごろ発生した。苫小牧市旭町1丁目付近の市道で右折待ちしていた26歳男性運転の乗用車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。この男性が軽傷を負った。

運転していた若い女は「家族を呼んでくる」と言い残し、現場から徒歩で逃走。追突車は助手席に同乗していた31歳男性が所有するものだったが、警察の調べに対してこの男性は「交際していた女が運転してみたいというので運転させた」、「女の名前などは知らない」と証言していた。

男性は今年8月に出会い系サイトでこの女と知り合い、事故当日まで4-5回会っていたという。携帯電話でメールなどのやり取りもしていたことから、警察で男性の所持する携帯電話の履歴を調べた結果、相手の電話は同市内に住む女子中学生が使用しているものと判明。この女子中学生を任意で追及したところ、クルマを運転する技術を持たないにも関わらず、事故当日に運転を強行したことが判明。警察は危険運転致傷や道路交通法違反(ひき逃げ、無免許運転)で書類送検することを決めた。

運転していたのが女子中学生だったことが判明後、警察は改めて男性から事情を聞いたが、「中学生には見えなかった」と供述。女子中学生も「実際の年齢は教えていない」と供述していたことから、無免許運転を幇助した責任は問えないと判断。交通事故については責任追及を見送っている。

《石田真一》

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