タミヤ ワークスがRCカー世界選手権を獲得 マシンは12月6日に発売

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タミヤ ワークスがRCカー世界選手権を獲得 マシンは12月6日に発売
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タミヤは19日、同社のRC(ラジオコントロール)カー競技におけるファクトリーチーム「TRF」=タミヤレーシングファクトリーが、RCカーの世界選手権で3度目のワールドチャンピオンを獲得したと発表した。優勝マシンはまもなく市販される。

選手権は、11月13 - 16日にタイのバンコクで開催された「IFMAR ISTC電動ツーリングカー世界選手権」。TRFのエースドライバー、マーク・ライナート選手(ドイツ)が、12月に発売される新製品『TRF416シャーシキット・ワールドエディション』を使用して優勝した。

タミヤとしては2002、04年に加えて3度目の、ライナート選手は自身2度目の世界タイトル。このほかTRFからは、ビクター・ウィルク選手(スウェーデン)が6位、ジレス・グロスカンプ選手(オランダ)も10位に入賞した。

TRFは1988年に設立された。RCモデルの製品開発や世界各地でのレース活動を通じ、タミヤのスローガン「First in Quality Around the World=品質世界一」の具現化を目指す。日本をはじめアメリカ、ヨーロッパ、アジアのトップドライバー達をサポートし、世界各地のレースで活動する。

今回の選手権で市販に先駆けて性能が実証されたTRF416シャーシキット・ワールドエディションは、レース専用に開発、市販される最上級者向けRCカー「TRF」シリーズの最新モデルだ。カーボン製フレームにベルトドライブ4WDという構成。パーツの一つ一つに、TRFのレース活動で得られたデータをフィードバックしている。12月6日発売、7万9590円(RC装置、ボディ、バッテリー、モーター、タイヤは別売)。

また、IFMAR ISTC電動ツーリングカー世界選手権は、世界のRC競技団体を統括するIFMAR(=イフマ)によって2年に1度開催される、電動RCカーの世界大会だ。世界中のRCメーカーが最先端の技術とトップドライバーを投入し、チームの総合力が問われる世界最高峰レースとされる。

使用されるRCカーは10分の1スケールで全長約45cm前後、「ツーリングカー」(ISTC=International Sedan Touring Car)と呼ばれる車体をもつ。ニッケル水素充電池とブラシレスモーターで走行、レース中の最高速度は100km/hにも達するという。

マーク、ビクター、ジレスの3選手は、11月22 - 23日にツインメッセ静岡(静岡市駿河区)で開催する「タミヤフェア2008」内でのRCカーレース、「タミヤGPワールドチャンピオン決定戦」にゲストドライバーとして出場する。また選手権で実際に使用したマシンと優勝トロフィも会場に展示される。

《高木啓》

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