皇帝ミハエル・シューマッハのチームメイトとして在籍したフェラーリ時代の暴露本を出すことをほのめかし、動向が注目されているルーベンス・バリチェロが母国ブラジルのテレビに出演し、実際にチームオーダーを出された時の詳細を語った。
「(2002年の)オーストリアGPのとき、無線でこう言われた。『後ろにミハエルがいるのに気付いているか? チャンピオンシップにとって重要なんだ』って。ラップ毎にチームと僕との会話は緊張感を増していったよ。そして残り数ラップというところで、もし僕が譲らないなら契約を見直すことになると告げられたんだ。それだけで僕には充分だった」
「スロットルペダルから足を離すか、クビになるかのどちらかしかなかった。そのことを知っていたかミハエル(シューマッハ)に尋ねたら、『関係のない話だ』と言われたよ。でも何が起こっていたのか、彼が詳しく知っている証拠を僕は持っているよ」とバリチェロはコメントしている。