気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年12月1日付
●タイ混乱収まらず、空港占拠1週間、160万人旅行中止、経済損失2700億円(読売・1面)
●さらば「0系」疾走44年(読売・11面)
●ビッグ3救済、今週ヤマ、米議会 再建計画を精査(読売・7面)
●七転八起:車のセールスが天職 東京日産自動車販売社長、林文子(読売・9面)
●解雇無効申し立てへ、いすゞ期間従業員ら(朝日・38面)
●第二のガソリン税探せ、民主が特別措置一斉調査(東京・2面)
●内閣支持率急落31%、本社世論調査(日経・1面)
ひとくちコメント
きょうから師走。1年を締めくくる1か月だが、今週は自動車業界にとって100年に1度の大きなヤマ場を迎える。
きょうの読売などが報じているが、経営危機に陥っているゼネラルモーターズ(GM)など米大手自動車会社3社(ビッグスリー)は生き残りをかけた再建計画を2日までに米議会に提出。米議会は再建計画の提出を受け、4 - 5日に公聴会を開き、3社の経営トップに計画の実効性について問いただす。適切な内容と判断すれば、8日にも本格的な審議に入る見通しであるという。
米ビッグ3は米政府による計250億ドルの運転資金の融資を要求、それに伴う合理化策などを盛り込む方針だが、議会の理解を得られなければ、経営破綻に陥る可能性もある。忘年会シーズンの到来でもあるが、酔いどれてばかりではいられない。今週は一瞬でも米ビッグ3から目が離せない。