【スズキ スプラッシュ】フットワークは欧州そのもの

自動車 ニューモデル 新型車
【スズキ スプラッシュ】フットワークは欧州そのもの
【スズキ スプラッシュ】フットワークは欧州そのもの 全 9 枚 拡大写真

スズキが発売した新型コンパクトカーの『スプラッシュ』は、ハンガリーのスズキの子会社であるマジャールスズキ社で生産され日本に輸入されている。開発も欧州を中心に行われ、それにはOEM供給先でもあるオペルの意見も取り入れられている。

そのためスプラッシュの走りは欧州テイストに溢れている。このサイズのハッチバックとしてはサスペンションが引き締まっており、山道を走らせても非常に安定感が高いのだ。全高が1590mmと高めなので多少のロール感はあるが、動きにしなやかさがあり気持ちよくコーナーを曲がってくれる。

ハンドリングも決してクイックな設定ではないのだが、操舵に対してのリニアリティが高く、ドライバーの意のままにラインをトレースすることができる。兄貴分の『スイフト』もハンドリングの確かさでは定評があるが、スプラッシュにもそのDNAがキチンと受け継がれており、さらに動きに柔軟性を増している。シートも適度な硬さがあり、欧州車のような疲れにくい座り心地だ。

スプラッシュの開発を担当したアシスタントチーフエンジニアの鈴木正倫さんは「スプラッシュはパワートレインは日本向けに仕様を変更していますが、サスペンションや専用開発されたタイヤなどは欧州仕様と共通にしています」

「その結果、ハンドリングやフットワークは、欧州コンパクトカーにも負けない安定感の高さを実現しています。このハンドリングの良さもスプラッシュのアピールポイントのひとつです」とコメント。

確かにスプラッシュのフットワークはドイツ車のコンパクトカーのような安定感の高さ持っており、今までVW『ポロ』やプジョー『207』などの欧州のコンパクトカーに乗っていた人でも、高い満足度が得られるに違いない。

純国産のコンパクトカーよりも多少乗り心地はハードにはなるが、スプラッシュは欧州のコンパクトカーの乗り味が好きな人にはマッチするフットワークだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る