12月1日に発表された日産の新型『フェアレディZ』は、子育ての終った50代の夫婦、結婚前の30代カップルをコア・ターゲットとしている。これは先代Z33型から変わらない。
同社商品企画室の湯川伸次郎氏は、「ユーザー層は先代と変わっていない。このクルマは、心も身体も暮らしも大人な人たちをねらっている。(若年層などを)拒否をしているわけじゃないが、大人としての余裕がある人に乗ってもらいたい。そうすると今の日本では40代後半から50代にあたるだろう」と語る。
さらに湯川氏は「Zは半分が指名買いで占められている。ネットや雑誌で競合車種を比較するのはごく少数で、最初からZを買いに来店してくれる。だからメディア展開は、スタートが大事になるだろう。ドカンとインパクトのあるパフォーマンスで展開していかないと、(ユーザーの購買リストに)載らないから。スポーツカーはそういう売り方をしないと」と力説した。