ブリヂストン、中国で合成ゴム工場を本格稼動

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ブリヂストンは、100%子会社である普利司通(惠州)合成ゴム(BSRC)が、中国・広東省惠州市に建設した合成ゴム工場で開所式を行ったと発表した。新工場ではスチレンブタジエンゴム(SBR)を生産し、生産能力は年産約5万トン。

合成ゴムはタイヤ1本あたりの重量で約20%を占める主要原材料の一つ。新工場で生産するSBRは、主として路面に接するトレッド部分に使用され、ゴムの強力を低下させることなく高速走行時の車両安定性を確保できるといった特徴がある。

中国を含むアジア地区では、より高性能なタイヤの需要が増加しているため、高い性能を持つ合成ゴムの需要増が見込まれる。BSRCは、高い技術と一貫した品質管理により生産した高い性能を持つSBRを、同地区の同社グループ工場へ供給することで、高性能タイヤの生産に寄与するとしている。
 
同社グループでは、経営の最終目標である「タイヤ会社、ゴム会社として『名実共に世界一の地位の確立』」を目指して、サプライチェーン全体の競争力強化に取り組んでいる。内製原材料設備を最大限活用することで、高品質なタイヤの開発と生産を可能とし、かつ長期的に安定したコストと供給を確保していく方針だ。
 
今後も外部サプライヤーからの調達と組み合わせた最適な原材料調達を展開していく。

《レスポンス編集部》

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