盗難に遭いやすい車…米国でランキング

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盗難に遭いやすい車…米国でランキング
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米国自動車保険会社機構(IIHS)は8日、「盗難率の高い車リスト」を公表した。2007年に米国で最も盗難被害に遭う確率が高かった車はGMのキャデラック『エスカレード』だった。

IIHSのリストは、保険会社に盗難届けが出された件数を保険加入者全体の割合と比較してランキング。盗難件数だけで比較すれば、トヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』などの量販車が多くなるが、盗難率という点では違う結果となる。

1位のキャデラック・エスカレードESV(2007年モデル)は1000台当たり15台の盗難率。エスカレードは2004年、2006年、2008年と3回連続の1位だ。IIHSは「エスカレードはGMがコストの安いトラックのシャシーをベースに高級SUVに仕立てたモデル。だから他車との共通パーツが多いし、オーディオやアルミホイールなどグレードの高い装備が狙われやすい」と分析している。

ワースト10の結果は以下の通り。
1. キャデラック・エスカレードESV 1000台あたり15台
2. フォードF-250スーパークルー 1000台あたり13.1台
3. キャデラック・エスカレード 1000台あたり11.3台
4. ダッジ・チャージャー 1000台あたり11台
5. フォードF-350スーパークルー 1000台あたり10.7台
6. ハマー H2・SUT 1000台あたり10台
7. ダッジ・マグナム 1000台あたり9.9台
8. ハマーH2 1000台あたり8.7台
9. ダッジ・デュランゴ 1000台あたり8.1台
10. ホンダS2000 1000台あたり8.1台

ワースト10中、7台をSUV&ピックアップトラックが占めた。IIHSは「大型車の顧客は自宅や外出先などで、駐車スペースの制約から、屋内よりも屋外に車を止める場合が多い。だから盗難に遭う割合が高くなる」と見ている。

また10位には日本車で唯一『S2000』がランキング。かつて同じホンダの『インテグラ』がランキングの常連だったように、チューニングパーツ狙いの盗難が多いようだ。ソフトトップのオープンカーという点も狙われやすい理由のひとつとなっている。

《森脇稔》

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