フリースケールと丸文、自動車アプリケーションの開発支援拠点を開設

自動車 ビジネス 企業動向

丸文とフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、自動車向けビジネスの拡大を図るため、兵庫県姫路市に自動車アプリケーションの開発支援拠点を2009年1月5日に開設すると発表した。

この拠点は丸文の「姫路カーエレクトロニクスオフィス(CE)」となる。

丸文は米国大手半導体メーカーのフリースケールの販売代理店で、幅広い半導体製品を販売している。車載市場への販売強化を最重点施策のひとつに掲げ、地域密着型サポートを展開するため、各支社に車載営業部門を配置しているほか、今年3月には宇都宮市に車載専門の事務所として「宇都宮カーエレクトロニクスオフィス」を開設するなど、車載事業に注力している。

フリースケールは、車載半導体で世界トップクラスのサプライヤーで、32ビットマイコンは、世界のパワートレイン向けに約50%のシェアを持つ。フリースケールの姫路での車載半導体ビジネスは拡大しており、2008年から4年間で約2倍に達する見込み。

これに伴って増大する車載電子制御モジュール「ECU」の開発支援やその構成部品であるマイコン、アナログ製品の技術的問題の迅速な解決のニーズに応えるため、丸文の姫路CEオフィスを開設する。

このオフィスには、8ビットから32ビットマイコンを使用した車載電子制御モジュールの開発を支援するエンジニアが常駐、マイコンの評価基板、不具合の解析装置などを設置する。

フリースケールの32ビット・マイコンを主に使用したパワートレイン(エンジン・トランスミッション)向け電子制御モジュールの開発支援、開発に関するコンサルティング・サービスを姫路CEオフィスで提供。また、デジタルとアナログが混載できる半導体プロセス技術のSMARTMOSテクノロジにより将来的にワン・パッケージ化が見込まれるパワートレイン向けアナログ周辺回路集積デバイスの開発支援サービスも提供する。

丸文とフリースケールの大阪営業所は互いに連携して、姫路CEオフィスでの開発支援活動をサポートする。

《レスポンス編集部》

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