豊田自動織機、フォークリフト用世界最小のモーターとコントローラーを開発・実用化

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豊田自動織機、フォークリフト用世界最小のモーターとコントローラーを開発・実用化
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豊田自動織機は、フォークリフト用としては世界最小クラスのACモーターとコントローラーを開発、欧州向け新型フォークリフト『TRAIGO 48』(1.5 - 2.0トン積48Vバッテリー3輪車・4輪車)に搭載し、2009年1月から販売すると発表した。

今回は、新型モーター・コントローラーを、バッテリー車の主戦場である欧州市場向けのモデルに搭載した。今後、この新モーター・コントローラーをシリーズ化して、モデルチェンジにあわせて機種展開し、日本、北米にも投入していく計画。
 
環境意識の高まりを背景に、燃料費用の低減、CO2排出量の削減の両面から、世界的にバッテリーフォークリフトの需要は高まっている。同社では、バッテリー車の性能・品質・信頼性に最も密接に関わる基幹部品であるモーターとコントローラーの小型・高効率化に取り組んできた。
 
新型パワー素子開発による電力損失の低減や、導体材料の最適化、新工法の開発などにより、モーターは従来品に対し単位出力あたり体格30%低減を達成し、コントローラーは従来品に対し72%小型化を達成した。
 
主に屋内作業で使用されるバッテリー車には、高い作業能力と同時に、よりコンパクトで、より小回りがきく車両が求められる。TRAIGO 48は、新しいモーターとコントローラーの採用で、走行および荷役性能の向上とコンパクト化、小回り性の向上を図った。エルゴノミクスを重視した設計により、欧州ユーザーに好まれる操作性、豊富なオプション設定など商品力を高め、販売の拡大を目指す。
 
同社は今後も省燃費、環境対応、作業性向上など市場ニーズを開発テーマとし、モーター・コントローラーやエンジンなど、フォークリフト基幹部品の自社開発・内製化を推進して、フォークリフトの競争力を強化する。

《レスポンス編集部》

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