香港に本社を置くクルーズ会社のスタークルーズは12日、東京・汐留で、2009年度イメージキャラクターにもと宝塚トップスターの紫吹淳を起用すると発表した。
スタークルーズは、アジア太平洋地域に20隻の客船を運航する世界第3位のクルーズ会社で、紫吹の起用理由について同社日本オフィス代表の荒木辰道氏は「スタークルーズのメインターゲットとなる50代前後の女性に魅力的な存在」と述べた。
来年、シンガポールで同社客船のPR用の撮影を行なうという紫吹は「客船内の施設がすごく充実しているというので、その全部を体験したい」と語っていた。
また、荒木氏は客船クルーズの現状について、「年齢でいうと55歳の女性が6割以上を占める。およそ毎年150%の伸び率で延びているほど人気。この状況は、今まで乗り物としてほとんど認知されていなかったことと、WEBなどで海外のクルーズ情報が入ってきたりして、これから客船クルージングが大きく広がりつつある」と話す。
「日本発着のクルーズツアーがこれからますます注目されるだろう。オールイン的なお得感と、身体の負担が少ないことがメリット。客船内に荷物を入れてしまったら、あとはカメラと財布だけを持ってどこへでも動くことができるのが魅力」と荒木氏。
こうした客船ツアーは、プレミアム感のある旅を求める欧米志向のユーザーに好まれるという。