気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年12月17日付
●ホンダ、大幅下方修正へ 今期決算3度目(読売・2面)
●広がるトヨタショック、愛知県(読売・11面)
●スバル世界ラリー撤退、スズキに続き、削減予算70億円(読売・38面)
●経団連、雇用に「努力」春闘方針「最優先」から後退(朝日・1面)
●ホンダ新工場、稼働延期、埼玉・寄居(朝日・12面)
●トヨタ米工場、稼働延期、ミシシッピ、ハイブリッド車予定(毎日・2面)
●トヨタ週休3日導入、来年1月以降、国内工場で(毎日・8面)
●ヤマハ発動機300人追加削減(産経・10面)
●ホンダ、「アキュラ」販売網白紙に(日経・3面)
●欧州、11月新車販売、26%減(日経・11面)
●トヨタ、インドで2割減産、今月生産調整、新興国に拡大(日経・13面)
ひとくちコメント
ホンダは当初、今週の19日に予定していた「年末社長会見」をきょう17日に変更することになったが、きょうの各紙は会見の骨子と思われるようなホンダ関連の記事が目立つ。
例えば、朝日などは埼玉県の寄居に建設中の新工場の稼働を延期すると報じたほか、毎日などは、下期が営業赤字に転落するなど「大幅下方修正する」ことを伝えた。さらに、日経には「アキュラ」の国内販売網を白紙撤回することも取り上げている。いずれも後ろ向きの暗いニュースばかりだが、会見では新規事業の拡大をはかるための異業種との業務提携なども盛り込まれる予定だ。
そんな中、16日には、国内で唯一、自動車のカラーデザインを表彰する「オートカラーアウォード2009」(日本ファッション協会流行色情報センター主催)の審査・発表会が東京・代々木の文化女子大学キャンパス内で行われ、ホンダの『FCXクラリティ』(スターガーネットメタリック/ウォームグレー)がグランプリに選ばれた。
カラーアウォードは今回で11回目となるが、ホンダがグランプリを受賞するのは初めてのことであり、「FCXクラリティ」はグランプリのほか、エクステリア部門賞と技術部門賞にも輝いた。