埼玉 川口の泥酔運転事故、危険運転罪の適用見送り

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今年11月、埼玉県川口市内で飲酒運転を原因とする接触事故を起こし、逃走中にも乗用車と出会い頭に衝突するという事故を起こして、乗用車の親子3人を死亡させた34歳の女について、さいたま地検は16日、自動車運転過失致死などの罪で起訴した。

「危険運転罪の適用案件を満たす証拠が十分でない」として、危険運転罪の適用は見送られている。

問題の事故が起きたのは今年11月3日夕方に発生した。川口市戸塚東3丁目付近の市道で交差点を進行していた乗用車とワゴン車が出会い頭に衝突。乗用車は大破し、運転していた46歳の男性と、助手席に同乗していた46歳の女性が収容先の病院で死亡。後部座席にシートベルト未着用で同乗し、車外に放出された16歳の女子高校生が即死している。

ワゴン車を運転していた34歳の女は泥酔状態。越谷市内で酒を飲み、帰宅する途中で他車との接触事故を起こして逃走。被接触側のクルマから追走されていたが、出会い頭事故はこの際に発生した。

運転していた女が泥酔状態だったこともあり、警察では「正常に運転できる状態ではなかった」と判断。危険運転致死容疑で送検したが、さいたま地検では接触事故を起こして逃走を開始するまでは運転に危険が生じていなかったことを重視。「危険運転罪の適用案件を満たす証拠が十分でない」として、同罪の適用を見送り、自動車運転過失致死や道路交通法違反の罪で起訴することを決めた。

《石田真一》

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