トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は22日の年末会見で、世界市場の縮小に対処した構造改革策を実施したうえで、今後はトヨタ単体の世界販売が「700万台でも利益を出せる体質にしたい」と語った。
渡辺社長は700万台について、同社の生産能力や市場の将来予測などを勘案したとし、「今後、われわれが舵をとっていくうえで意識する台数になる」と述べた。さらに「需要変動にフレキシブルに対応できる、筋肉質の体質に改善したい」と指摘した。
トヨタ単体のレベルとしては2005年が724万台だったが、それを若干下回るレベルでも収益体質をめざす。