【新聞ウォッチ】いすゞ、期間工打ち切り撤回、全社員は賃金カット

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年12月25日付

●「なぜ使い捨てなのか」バッグ一つ寮追われ、派遣切り、最低でも2万人(読売・1面)

●車関連業界に不況拡大、アイシン、デンソー赤字予想 / 日野、税引き後200億円赤字へ(読売・8面)

●いすゞ、550人打ち切り撤回、期間従業員「一歩前進」(読売・35面)

●ひと:日本で最も多くのBMWを販売する舘野文誉さん(朝日・2面)

●駐車OKなのに、14件取り締まり(朝日・30面)

●自動車全社前年割れ、11月生産、トヨタ・日産過去最悪(毎日・1面)

●08経済回顧、自動車不況、ビッグ3経営綱渡り(毎日・9面)

●トヨタ幹部に雇用維持要請、共産党委員長(毎日・28面)

●自工会、政府に融資要請へ、エコカー開発投資死守(産経・2面)

●スズキ、工場建設・稼働延期へ、タイ・ロシアなど対象に(東京・8面)

●いすゞ、全社員賃金カット、三菱自、管理職報酬削減へ(日経・1面)

●韓国自動車各社経営悪化深刻に(日経・11面)

●非正規社員削減「対応に理解を」自工会会長(日経・13面)

●09戦略そこが知りたい、自動車危機どう乗り越える? 鈴木修・スズキ会長兼社長(日経・13面)

ひとくちコメント

いすゞ自動車が労務政策を巡って大きく揺れ動いている。いすゞは業界に先駆けて年内に期間従業員と派遣労働者計約1400人を削減する方針を示したが、24日に開かれた労働組合との団体交渉では一転、期間従業員約550人の契約打ち切りを撤回することを決めた。

24日付の各紙夕刊が取り上げているが、きょうの読売は、社会面で「期間従業員の組合員からは『一歩前進』と評価する声も上がったが、派遣労働者の組合員らは『派遣は置き去りか』と厳しい反応。同じ非正規労働者で明暗が分かれる形となった」と伝えている。

また、きょうの日経によると、いすゞは国内に約8000人いる全社員を対象に、賃金を一時カットする方針を固めたという。いすゞでは経営危機に直面した2002年から3年間、全社員の賃金を一時削減したことがあるが、秋以降の世界的な金融危機の影響で社員は再び“カット生活”に突入する。

《福田俊之》

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