JFEスチールは、西日本製鉄所(倉敷地区)第3高炉を、来年1月中旬を目処に改修を前提として休止すると発表した。
同社は鉄鋼需要が低迷しているのに対応して粗鋼の減産を行っているが、今後の受注見通し、生産効率、コストなどを総合的に勘案した結果、西日本製鉄所第3高炉を、来年1月中旬を目処に休止する。
第3高炉は炉面積が4339平方mで、西日本製鉄所で4番目の規模を持つ。ただ、火入れ時期は1990年6月と同製鉄所で現在稼働中の高炉では最も古いため、改修するのを前提に停止する。
同社は今後も、鉄鋼需要の動向を注視しながら柔軟・迅速に需要に見合った生産体制を構築する、としている。