【新聞ウォッチ】国内自動車8社総崩れ、先月の世界生産全社前年割れ

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年1月29日付

●国内生産24%減、12月前年比、三菱は46%減(読売・2面)

●09年車生産1000万台割れも 国内大手8社不況「底なし」(読売・8面)

●地球と共生する交通社会、低炭素・低公害へ共同歩調(読売・19面)

●ブリヂストン制裁金70億円、欧州委、価格カルテルと認定(朝日・13面)

●次期副会長に3氏、経団連正式内定(朝日・13面)

●マツダ、営業赤字、通期予想を下方修正(朝日・13面)

●トヨタ52万台リコール、「ヴィッツ」など3車種発火の恐れ(産経・22面)

●一時帰休扱いでスズキ労使合意2月非稼働日(東京・9面)

●車関連、工場閉鎖相次ぐ、カーナビやドアロック(日経・11面)

●インド新工場、トヨタ、稼働を延期(日経・11面)

ひとくちコメント

主要国内自動車メーカーの08年12月の生産、販売、輸出実績が明らかになった。

きょうの各紙が大きく取り上げているが、世界景気の悪化で「大幅減産」はある程度想定していたが、世界生産では、マツダが前年同月比41.3%減、三菱自動車が同38.5%減、日産自動車が同35.9%減となり、販売も「世界一」のトヨタ自動車ですら24.9%減に落ち込むなど全社が前年同月を大幅に下回る悲惨な状況となった。

各紙の見出しをみても、毎日は「先月、全社前年割れ」産経は「自動車8社総崩れ」、東京も「世界生産、全社マイナス」。このうち、朝日は日産自動車にスポットを当てて「先月、日産、40年ぶり低水準」と伝えている。さらに、読売は「自動車市場の『底なし』の不況を改めて浮き彫りにした」としながら「新車販売の世界的な不振が長引けば、09年の国内生産は8年ぶりに1000万台を割り込みそうだ」と悲観的な予想をしている。

最近は余り耳にしなくなった「勝ち組」「負け組」だが、これで「負け組の負け組」も鮮明になってきたようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る