【ジュネーブモーターショー09】シトロエン DS…ビッグネームが復活へ

自動車 ニューモデル モーターショー
【ジュネーブモーターショー09】シトロエン DS…ビッグネームが復活へ
【ジュネーブモーターショー09】シトロエン DS…ビッグネームが復活へ 全 8 枚 拡大写真

シトロエンは5日、コンセプトカー『DSインサイド』の概要を明らかにした。小型車ながら高級サルーンに匹敵する上質感を備えた小さな高級車を提案する。

1955年に登場したシトロエン『DS』は、シトロエンの名車中の名車として有名な存在。流線形の未来感覚あふれたフォルムにハイドロサスペンションなど、画期的な技術を導入。時代を先取りした高級車だった。1975年までの20年間の累計生産台数は約145万5000台に到達し、高い人気を誇った。

34年ぶりに復活するDSは、シトロエンの名車に敬意を払いつつ、同社のラインナップ中の高級レンジの意味で、その名前が使用される。シトロエンはMPVシリーズを「ピカソ」という名称でリリース。1999年に『クサラピカソ』、2005年に『C4ピカソ』を投入している。ピカソと同様に、シリーズ名としてDSは用いられる。

DSインサイドはコンパクトボディでありながら、高いクオリティを備えているのが特徴。ボディは3ドアのハッチバックで、太いBピラーやワイドなフェンダーが力強い印象だ。グリルやドアミラーなどには、アクセントとしてクロームメッキがあしらわれる。

欧州ではここ数年、大型車から小型車に乗り換える顧客が増加中。シトロエンは「DSインサイドは経済性、知的な雰囲気、走る喜びを備え、オーナーのプライドを満たす小さな高級車として開発した」と、そのコンセプトを説明している。

DSインサイドは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。シトロエンはDSシリーズを2010年から発売する計画だ。市販時には小型車、中型車、大型車の3種類が用意され、車名は『DS3』、『DS4』、『DS5』になるという。今回発表されたDSインサイドは、DS3としてデビューを飾るものと思われる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
  5. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る