北米アルミホイール需要も急減…宇部興産が子会社解散

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宇部興産は、連結子会社であるUBEオートモーティブ・ノース・アメリカ・サーニア・プラント社(サーニア社)と傘下のUBEオートモーティブ・ノース・アメリカを解散すると発表した。

サーニア社は、宇部興産グループの北米での大口径の自動車用アルミホイールの専用工場として2002年に営業を開始した。しかし、米ドルに対し大幅なカナダドル高が進展したため、採算性が悪化、新興国メーカーの市場参入による競争激化もあり、多額の損失を計上している。

同社グループでは、経営再建に向けて努力してきたものの、昨年春からのガソリン価格の高騰による大型車の需要低迷と、米国発の金融危機に端を発した急速な景気悪化による北米自動車需要の低迷が重なり、サーニア社が得意とする大口径アルミホイール需要が急減している。

こうした事業環境を踏まえ、サーニア社の再建の可能性、事業譲渡を含めた存続の可能性について検討した結果、サーニア社と傘下の販売子会社を解散することにした。これにより、同社グループのアルミホイール事業は、日本市場に特化する。

サーニア社は顧客と協議の上、解散決議後も既に受注した商品の生産を一定期間続ける予定。

《レスポンス編集部》

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