セルロース系バイオエタノールの製造技術開発へ組合発足…新日石、トヨタなど6社

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セルロース系バイオエタノールの製造技術開発へ組合発足…新日石、トヨタなど6社
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新日本石油、三菱重工業、トヨタ自動車、鹿島建設など6社は9日、セルロース系バイオエタノールの一貫製造技術を開発するための組織「バイオエタノール革新技術研究組合」を今月下旬に設立すると発表した。

輸送用燃料として、2015年までに原油と競合できる価格で大量・安定的に製造する技術を確立する。

新日石、トヨタなどのほか、サッポロエンジニアリング、東レを加えた6社で設立する。東京大学との共同研究や、農業・食品産業技術総合研究機構、森林総合研究所、秋田県農林水産技術センター総合食品研究所、北海道大学などとも連携する。

所在地は東京都文京区本郷の東京大学アントレプレナープラザ内に設置し、理事長は新日本石油の松村幾敏代表取締役副社長が就く。組合の設置期間は2013年度までの約5年間を予定。

セルロースは植物の茎などの部分を構成する成分で、食料と競合しないことが特徴。関係業界がそれぞれ研究を進めている。セルロース系バイオエタノール製造の各工程の技術を有する6社が集まり、経済的かつ多量に安定的に製造する技術を確立する。具体的には、原油と競合できる40円/リットルの価格で、年間20万キロリットルを製造するプロセスを2015年までに確立することを最終目標にする。

《編集部》

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