【シカゴモーターショー09】トヨタ タンドラ…4.6リットルV8新搭載

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【シカゴモーターショー09】トヨタ タンドラ…4.6リットルV8新搭載
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米国トヨタ販売は11日、シカゴモーターショーで『タンドラ』の改良モデルを発表した。新開発の4.6リットルV8(310ps)の採用がトピックである。

タンドラは従来、3.4リットルV6、4.7リットルV8、5.7リットルV8の3エンジン構成だった。今回は『ランドクルーザー』などにも長年積まれてきた4.7リットルV8を、新エンジンに置き換えた。

新エンジンは4.6リットルといってもレクサス『LS』や『GS』のものではなく、新開発されたユニット。最大出力310ps/5600rpm、最大トルク45.2kgm/3400rpmを発生する。トランスミッションは6速ATだ。

新4.6リットルは環境性能が良好。米国EPA燃費は市街地が約6.4km/リットル、高速が約10.6km/リットル。米国のULEV II基準に適合するクリーンな排出ガス性能も実現している。米国トヨタは「フルサイズV8ピックアップトラックの中では、パワーと燃費のバランスがベスト」と、新エンジンの完成度に自信を見せる。

全車が外観を小変更したのもポイント。最上級グレードの「リミテッド」には、ビレットグリル、20インチアルミホイール、クローム仕上げのドアミラー、デイタイムランニングライトが採用された。「SR5」と「ベースグレード」のグリルは、ブラックバーが2本のデザインなので、リミテッドの存在感が際立った形だ。テールランプのデザインも、全車が一新している。

装備面では、全グレードに運転席と助手席のニーエアバッグを標準装備。ヘッドランプ光軸調整、新デザインの牽引フック、アンダーフロアボックスなどが新採用された。オーディオもグレードアップされている。

パッケージオプションとして、リミテッドには「プラチナムパッケージ」を新設定。レザーシート、電動サンルーフ、ナビゲーションシステム、ウッドステアリングホイール&シフトノブ、運転席ポジションメモリーなど、豪華&快適装備がセットされ、価格は5140ドル(約46万円)だ。

改良を受けたタンドラは2010年モデルとして、米国で4月から販売開始。タンドラの2008年米国販売は、前年比30.4%減の13万7249台と大きく落ち込んだだけに、マイナーチェンジで販売の回復を狙う。

《森脇稔》

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