新日本無線は、テレビ・カーオ−ディオ機器やDVDプレイヤーなどの多入力AV機器に対応したオーディオセレクタ「NJM2752」など3種類の新製品を開発、サンプル配布を開始したと発表した。
従来、AV機器に搭載される2 - 3入力セレクタには、市場が求めるオーディオ特性(低歪や低雑音)を満たした製品が少ないため、特性が優れた4入力セレクタを代用することがある。発生する余剰スペース・高コスト対策や、搭載機器のモデルサイクルの短期間化による設計工数削減に対応するため、優れたオーディオ特性をそなえた2 - 4入力セレクタのラインアップ化のニーズは高まっている。
NJM2752(2入力)、NJM2753(3入力)、NJM2755(4入力)はこうした要求に応えるために開発されたステレオオーディオセレクタシリーズで、スイッチ回路、バッファアンプ回路で構成する。ピン配置を共通化しており、搭載基板をNJM2755の16ピン仕様で設計することで、2 - 4入力機器の基板共通化が可能。さらに新日本無線が長年蓄積したアナログ回路技術により、低歪み、低雑音の優れたオーディオ特性を実現、高品質な音の再生に貢献するとしている。