10日午後、大分県別府市内の県道を走行中の乗用車から突然出火。その直後に爆発する事故が起きた。クルマは炎上しながら約70mに渡って滑走。約30分ほどで全焼。運転していた男性は逃げ遅れ、車内で焼死している。
大分県警・別府署によると、事故が起きたのは10日の午後1時20分ごろ。別府市鶴見付近の県道を走行していた乗用車が出火。直後に「ドーン」という音とともに爆発した。
クルマは炎上を続けながら坂道を約70m滑走したものの、最終的には道路右側の標識柱に接触して停止。地元消防が消火作業に当たったが、約30分ほどで全焼した。運転していた男性は脱出することができず、運転席に座ったままの状態で焼死している。
クルマは由布市内に住む69歳の男性が所有しており、この男性の所在がわからなくなっていることから、死亡したのはこの男性とみられる。
現場は片側2車線。事故を目撃していた後続車の運転者によると、クルマは約300mに渡って蛇行を繰り返した後、突然出火したという。クルマは天井の一部がめくれ上がっており、何かが車内で炸裂した可能性が高いという。警察と消防では引き続き出火の原因を調べている。