大矢アキオ『喰いすぎ注意』…やれるものなら「ポルシェ・ケーキ」

自動車 社会 社会
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…やれるものなら「ポルシェ・ケーキ」
大矢アキオ『喰いすぎ注意』…やれるものなら「ポルシェ・ケーキ」 全 6 枚 拡大写真
2
作りの当たり外れ

いっぽうこれだけ食品にプリントする技術が普及すると、逆に貴重さを増すのが「手作り」である。

一昨年秋イタリアのサンジミニャーノに、本家以外では初のプジョー専門博物館が完成し、創業家からティエリー・プジョー氏を招いてオープニングパーティーが開かれた。

【画像全6枚】

そのときは地元のお菓子屋さんが手作りしたライオンマークのケーキが用意された。登場した瞬間会場からは歓声が上がった。やはり、ハンドメイドには何か訴えかけるものがあるに違いない。

ただし手作りにも「外れ」がある。、特にマークではなくクルマの形を模した場合に多い。
製作者がクルマに思い入れのない場合が多いのだが、本物とは似ても似つかぬクルマに仕上がってしまう。

それを見たときの印象は、いくら著名作家の絵本でも、描かれたクルマがいい加減だと鑑賞意欲がなくなるのと同じである。そうしたクルマの多くは大抵前後フェンダーアーチがタイヤに被っていたり、フロントドアの前端がフェンダーにかかっていたりするのが特徴だ。

それでもイベントの末席に参加させていただいた以上、「ヒューヒュー!」とか黄色い声を上げて場に合わせないといけないのが、これまたつらい。

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 続きを読む

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  5. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る