ミシュランタイヤ、NASAの次世代月面探査車に採用

自動車 ニューモデル 新型車
ミシュランタイヤ、NASAの次世代月面探査車に採用
ミシュランタイヤ、NASAの次世代月面探査車に採用 全 4 枚 拡大写真
ミシュランは19日、NASAの次世代月面探査車に専用設計のホイールを開発、供給すると発表した。月面の苛酷な環境下での作業を行う探査車を、ミシュランの専用ホイールが支える。

タイヤとホイールのアセンブリは、ミシュランのヨーロッパと北米の研究センターが共同開発した。この専用の開発体制がNASAに認められ、今後十年間、無人/有人月面探査計画におけるモビリティ開発にミシュランが採用されることが決定したとしている。

ミシュランの「トウィール」を基礎にした「ミシュラン・ルナホイール」は、柔軟性と一定の面圧を維持することができ、もろい地形やクレータも走行が可能。さらにミシュラン・ルナホイールは軽量で、かつ高い荷重能力を備えており、アポロ計画で使用された月面探査車のホイールに比べ3.3倍以上の高効率な作業を可能にしたとしている。

また、クレムソン大学とミリケン・アンド・カンパニー社との共同開発で生まれた織布製トレッドは、きわめて低温の環境でも月面探査車のトラクションを維持することができる。

ミシュラン・ルナホイールは、2008年10月31日から11月13日までハワイでおこなわれたNASAの月面類似試験と評価プログラムに組み込まれテストを行った後、第56回合衆国大統領就任祝賀パレードで初披露された。NASAの宇宙飛行士が乗った最新の小型与圧式月面探査車は、第44代オバマ新大統領の宣誓式を見届けたあと、ペンシルベニア・アベニューを走行した。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【ヤマハ YZF-R25 新型】人気の理由は「映えるデザイン」にあり! 進化する「Rの血統」とは
  2. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  3. 新車でも中古車でもない“第3の選択肢” ガリバー発の新ブランド「リメイクカーズ」誕生
  4. トヨタ『カローラクロス』改良新型、米国はガソリン車も設定…ハイブリッドと顔が違う
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る