【ジュネーブモーターショー09】アルファロメオ MiTo に最強のGTA誕生

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【ジュネーブモーターショー09】アルファロメオ MiTo に最強のGTA誕生
【ジュネーブモーターショー09】アルファロメオ MiTo に最強のGTA誕生 全 3 枚 拡大写真

アルファロメオは23日、『MiTo』の「GTAコンセプト」を初公開した。直噴の1742cc直4ターボ(240ps)を搭載するホットバージョンである。

アルファロメオ伝統のネーミング、GTAとは「グラン・ツーリズモ・Alleggerito(軽量化)」を意味する。アルファの歴史において、初めてGTAの名を冠したのは、1965年に登場したレース専用車の『ジュリアスプリントGTA』。最近では『156』や『147』に「GTA」が設定されており、3.2リットルV6(250ps)を搭載していた。

MiToに設定されたGTAは、欧州Bセグメントに属するコンパクトカーらしく、3.2リットルではなく、新開発の1742cc直4ターボを搭載。直噴システム、デュアルバリアブルバルブタイミング、専用コンピューターなどの採用によって、最大出力は240psを発生する。

2008年7月に欧州で発売されたMiToは、トップグレードに1.4リットル直4ターボ(155ps)を用意。GTAの最大出力は、この1.4リットルを85psも上回る。

軽量化も徹底的に実施され、ルーフ、リアスポイラー、ドアミラーなどにカーボンを使用。サスペンション、ブレーキ、シャシーの一部などがアルミ化された。

足回りは専用サスペンションを採用し、車高は20mmローダウン。フロントはジオメトリーを変更し、リアはブッシュを新調するとともに、アクティブサスを導入した。このサスは加速中に最高のトラクションが得られるように設計。ブレーキも強化され、ステアリングフィールの見直しも図られた。

外観はメッシュの大型エアインテークを持つ専用フロントバンパー、リアのディフューザー、センター2本出しの大径マフラー、専用アルミホイール&ワイドタイヤなどが、GTAのキャラクターを鮮明にしている。

MiToのGTAコンセプトは、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。現時点ではコンセプトカーだが、今夏に欧州市場へ投入される見込みだ。アルファの血統を受け継ぐGTAの実力に期待が高まる。

《森脇稔》

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