【ジュネーブモーターショー09】日産の小型クロスオーバー、カザーナ 出現

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【ジュネーブモーターショー09】日産の小型クロスオーバー、カザーナ 出現
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欧州日産は『Qazana』(カザーナ)を発表した。2010年発売の小型クロスオーバーを示唆したコンセプトカーで、英国サンダーランド工場での生産が決定ずみ。欧州では『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)の下に位置づけられる。

カザーナは英国ロンドンにある日産デザインヨーロッパが開発。モーターバイクやビーチバギーにヒントを得た、クーペのようなスタイルのクロスオーバーである。フロントマスクは4つのランプが特徴で、バンパーの大型ランプはデイタイムランニングライト、フェンダーの小型ランプがヘッドランプの役割を持つ。

サイドビューはワイドフェンダーや短いオーバーハングが印象的。小さなウインドウエリアや20インチの光沢ブラック仕上げのアルミホイールがスポーティな雰囲気を醸し出す。電動開閉式の後部ドアは逆ヒンジの観音開きスタイル。センターピラーがないので、高い乗降性と開放感をもたらしている。

リアはV字型のテールランプが斬新。ボディサイズは全長4060×全幅1780×全高1570mm、ホイールベース2530mm。デュアリスと比較すると、全長は250mm、ホイールベースは100mmコンパクトで、40mm背が低い。ホイールベースは共通だ。

インテリアはソフトとハードの両素材を巧みに組み合わせた空間。レザーやカーボンなど、吟味した素材が使用された。ユニークなのはシフト周辺のデザインで、バイクの燃料タンクを思わせる。大型モニターには、ナビゲーションや日産の次世代「オールモード4×4」の情報が表示される。

カザーナの考え方は市販モデルに受け継がれ、2010年に登場。英国サンダーランド工場では、海外移管する次期『マイクラ』(日本名:『マーチ』)に変わるメイン車種となるだけに、新型カザーナは大きな期待を背負ってのデビューとなる。

《森脇稔》

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