気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年3月4日付
●小沢氏第一秘書を逮捕、資金団体の会計責任者 西松建設違法献金受領疑い(読売・1面)
●トヨタ九州 派遣社員直接雇用へ(読売・2面)
●日産、異例の半年計画、国内生産4-9月で50万台割れ(読売・8面)
●トヨタ子会社が国際協力銀に2000億円融資要請(読売・9面)
●車各社、減産を緩和、在庫調整進み、工場稼働(朝日・10面)
●高速道休日1000円、「28日には開始」(毎日・1面)
●テレビ黒字化に意欲、ソニー会長製品発売迅速に(毎日・8面)
●停車時エンジン休止、0.35秒で再始動、アイドリングストップ機能、マツダ『アクセラ』も(東京・8面)
●スズキ会長、初の著作(東京・8面)
●アニメーター養成所、トヨタ本社内にジブリ来月開設(日経・10面)
●ホンダや日産、公的融資活用相次ぐ(日経・11面)
●ジュネーブ自動車ショー開幕 補助金対象車VWなど発表(日経・11面)
●トヨタも電子投票、議決権行使6月総会から(日経・14面)
ひとくちコメント
トヨタ自動車九州が、今も生産現場で働く約1000人の派遣社員を原則として全員直接雇用に切り替えるという。いったん期間従業員として雇用したうえで、正社員に登用するというもの。毎日や日経などが3日付の夕刊で報じたのに続き、きょうの読売、朝日なども取り上げている。
記事によると、現在いる派遣社員の大半は9月末までに3年間の契約期間が終了する。その後の雇用について、「数か月程度期間従業員として適性を見た上で、希望すれば正社員にする」(毎日)としている。
トヨタ九州は4月以降に減産を緩和する見通しで、雇用を維持して生産台数の増加に備えるというのが狙いだが、直接雇用に切り替える背景には、昨年、業界に先駆けて派遣社員約800人の契約を解除したため、「あのトヨタも・・・」と、世間から「派遣切り」の批判を浴びた経緯もあるようだ。