6日、東京都北区内の都道で、右折進行していたワゴン車が都電荒川線の軌道上でスリップし、中央分離帯に突っ込む事故が起きた。
現場は片側3車線。車線中央部に都電の線路が設置された、いわゆる併用軌道となっている。事故当時は強い雨が降っていた。警察ではレール上でスリップしたものとみている。現場付近では昨年4月以降に4件のスリップ事故が発生しているが、発生当日はいずれも雨だった。
警視庁・滝野川署によると、事故が起きたのは6日の午前10時40分ごろ。北区王子1丁目付近の都道で、交差点を右折しようとしていたワゴン車が道路中央部を通る都電荒川線の軌道上でスリップ。中央分離帯に衝突した。
この事故でクルマは小破。事故による負傷者は出なかったが、クルマは都電の軌道を塞ぐ状態となった。このために現場を含む早稲田−王子駅前間が約40分に渡って不通となり、上下12本が運休。約1200人の足に影響が出た。