ケガの痛みに負けた---飲酒運転の発覚を恐れ逃走の男を逮捕

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7日、埼玉県さいたま市内の市道を走行中のワゴン車が対向車線側に逸脱。対向のタクシーと正面衝突する事故が起きた。タクシーの運転者が死亡。ワゴン車の運転者はクルマを放置して逃走したが、警察は後に23歳の男を逮捕している。

埼玉県警・大宮西署によると、事故が起きたのは7日の午前0時30分ごろ。さいたま市大宮区三橋2丁目付近の市道を走行中のワゴン車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきたタクシーと正面衝突した。

双方のクルマは中破。タクシーを運転していた60歳の男性は腹部などを強打。近くの病院に収容されたが、約11時間後に死亡。ワゴン車を運転していた若い男はその場にクルマを放置し、徒歩で逃げ出した。

警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、約20分後に現場から約600m離れた場所で路上に倒れこんでいる23歳の男を捜査員が発見。職務質問を行った結果。この男が事故を起こしたことが判明したため、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は片側1車線。男からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されている。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走するも、衝突時に負ったケガの痛みが原因で路上に倒れこんだものとみている。

《石田真一》

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