高速道で大型ダンプのタイヤが脱落、対向車線にも飛び込む

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14日早朝、埼玉県白岡町内の東北自動車道下り線を走行中の大型ダンプトラックのから左後輪タイヤ2本が脱落する事故が起きた。タイヤは後続車に衝突した後、上り線側に飛び込み、対向車とも衝突している。この事故で対向車の運転者が軽傷を負った。

埼玉県警・高速隊によると、事故が起きたのは14日の午前6時10分ごろ。白岡町篠津付近の東北自動車道下り線で、第1車線を走行していた大型ダンプトラックから左後輪2本(ダブルタイヤ構造)が脱落。道路左側のガードロープに接触した弾みで第3車線まで滑走し、第3車線を走行していたワゴン車の左側面に衝突した。

タイヤはこの直後、中央分離帯を飛び越えて対向の上り線側に進入。上り線を走行していた普通トラックの前面に衝突してようやく止まった。この事故で対向車線のトラックを運転していた29歳の男性が打撲などの軽傷。ワゴン車を運転していた36歳の男性にケガはなかった。警察ではタイヤが脱落したダンプトラックを運転していた66歳の男性から自動車運転過失傷害などの容疑で事情を聞いている。

現場は片側3車線。脱落事故を起こしたダンプトラックは日野自動車が製造したもので、ハブとホイールを締結するボルト数本が折れていた。事故当日は過積載ではなかったことが確認されているが、警察では日常的な過積載で金属疲労が進行していた可能性もあるとみて、運送や整備の状況について調べを進める方針だ。

《石田真一》

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