メルセデス・ベンツ日本が23日に30周年記念モデルを発表した最上級クロスカントリービークル『Gクラス』は、外観はそのままでインテリアは豪華にしていくことで、時代が経つとともにその外と中のギャップの幅がどんどんと広がってきているという。そんなところもこのクルマが愛され続ける理由のひとつだと同社はいう。
同社商品企画部のゲルティンガー剛氏は、「個性的で伝統的なエクステリアや、走破性、信頼性は一切変えることなく、『もっと室内を豪華にしてくれ』というユーザーの声を反映し続けてきた。結果的に、この無骨なスタイルからは想像できないほどの上質さと豪華さが室内に広がり、そこがひとつの魅力にもなってきている」と話す。
また、Gクラスのユーザー像について同社は「複数のメルセデス車を持つような40代から50代の富裕層」と伝えているが、同氏は、「仕事に『Sクラス』、自由な時間にGクラスと乗り別けているユーザーもいる」という。
全く別物の2台を所有しているふうに見えて、居住空間は2台ともメルセデス共通のプレミアムで豪華なものがいい…。そんな富裕層たちのニーズをとらえるべく、Gクラスのインテリアには、HDDナビなどをはじめとする最新アイテムが備えられている。