日本自動車工業会は24日、2009年度の国内4輪車需要は08年度実績見込み比で8.0%減の429万7600台との見通しを発表した。500万台を割り込むのは1980年度以来となる。
このうち、登録車は9.7%減の257万7600台、軽自動車は5.3%減の172万台と見込んでいる。自工会は09年暦年の国内需要を前年比4.9%減の約486万台と予測していたが、年明け後の落ち込みが激しく、年度ベースでは暦年予測をさらに下回るレベルとした。
同日、記者会見した青木哲会長は「4月からの低炭素車への減免税による効果はかなり見込めるが、消費者心理は冷え込んでいる」と述べ、国内市場環境は当面、厳しい状況が続くとの見解を示した。