【新聞ウォッチ】余裕か? 焦りか? 新型プリウス、待ちきれず“お披露目”

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【新聞ウォッチ】余裕か? 焦りか? 新型プリウス、待ちきれず“お披露目”
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年3月26日付

●フォード社長 報酬13億円(読売・10面)

●新型プリウス試作車お披露目、電気モーターで時速70km(東京・13面)

●アウディ、新型『S4』発表(朝日・13面)

●マツダが水素エンジン車(毎日・10面)

●池袋に新しい顔「エチカ」きょう開業(産経・10面)

●ホンダなど一転GO!三宅島復興バイクイベント(産経・26面)

●核心:低価格化ホンダVSトヨタ2強対決、ハイブリッド車普及へ加速(東京・3面)

●アイシン2冠2季連続 バスケットボール日本リーグ(東京・18面)

●燃料電池を共同開発,大ガス、トヨタなど4社(日経・9面)

●ハイブリッド車国内生産下支え鮮明、ホンダ鈴鹿製作所、インサイトで4割(日経・11面)

●30台限定、ポルシェ改造電気車を受注、キシムラインダストリー、970万円、家庭で充電(日経・37面)

●石綿被害でホンダ提訴、元整備士の男性(日経・42面)

ひとくちコメント

「オャ、もう発表したの?」。トヨタ自動車の新型ハイブリッド車『プリウス』のデビューを待ち望んでいたユーザーは、おそらく、きょうの読売、毎日を除く各紙の記事を読んでそう錯覚したのではないだろうか。

トヨタが5月中旬に発売する予定の新型プリウスの試作車を一部の報道関係者に公開したためだそうだが、記事によると、「排気量は1800ccで、現行モデル(1500cc)より引き上げ、1リットルあたりの走行距離は現行モデル(約35km)に比べて1割程度伸ばした」(日経)という。

さらに、「太陽光パネルで発電した電気を使ってカーエアコンなどを動かしたり、車内の熱気を外に逃がしたりすることもできる」(同)そうだ。“試作車”とはいえ、トヨタが発売1か月以上も前に新型車の主要スペックを丸裸にするのは異例のこと。

しかも、気になる最低価格についても、すでに「205万円」と一部で報道されるなど、低価格化で話題を集めたホンダの新型ハイブリッド『インサイト』を意識した広報戦略の焦りも垣間見られる。

《福田俊之》

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