メルセデスベンツ日本が23日から発売した『Gクラス』30周年記念モデル。比較検討されるクルマは、価格帯で並ぶポルシェ『カイエンターボ』(6速ティプトロニック:1473万円)やランドローバー『レンジローバーヴォーグ』(SUPERCHARGED RHD4WD:1455万円)を同社はあげる。
が、それは「ユーザーは一応、こうしたクルマを比較にあげるだけで、やはりGクラスのライバルとしては見ていない」と付け加える。
「このクルマに乗ってしまうと、ほかの同クラス・同価格帯のクルマと比較しようとは思わないのではないか。スタイルも構造もまるで違うし、なんと言ってもクルマ自体が小さくて取り回しの良さが長きにわたり好評」と同社はいう。
また、同車のユーザーはほぼすべて男性だが、都心の平日などには女性が運転する姿も見受けられる。
「ご主人が所有するGクラスを平日の昼間に奥さんが運転する場合も多い。実際にこのクルマを運転している女性からは『運転席からの車幅感覚がつかみやすい』というコメントをもらう。短いオーバーハングとウインカー位置でクルマ前方の角をつかめるところがポイントだろう」と同社は話している。