日産 GT-R FIA-GT1マシン…600psの5.6リットルV8が咆える!!

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
日産 GT-R FIA-GT1マシン…600psの5.6リットルV8が咆える!!
日産 GT-R FIA-GT1マシン…600psの5.6リットルV8が咆える!! 全 4 枚 拡大写真

英国のレーシングチーム、Gigawave MotorSportは6日、フランス・ポールリカールで行われたFIA-GTメディアデーにおいて、日産『GT-R』のFIA-GT1マシンを公開。同時にマシンのスペックを明らかにした。

日産とNISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)は2月27日、2009年のモータースポーツ活動体制を発表。日産GT-RでFIA-GT1クラスに参戦すると宣言した。ドライバーにはミハエル・クルム選手とダレン・ターナー選手を起用。2009年はマシンの性能を確認する目的で、英国のレーシングチーム、Gigawave MotorSport が、4戦にスポット参戦する。

注目のエンジンは、GT-Rの3.8リットルV6ツインターボ(485ps、60kgm)に代えて、北米専用フルサイズSUV、日産『アルマーダ』やインフィニティ『QX56』用のVK56DE型5.6リットルV8を搭載。最大出力600ps、最大トルク66.3kgmを発生する。トランスミッションはRicardo製6速シーケンシャルで、トランスアクスルレイアウトを採用。駆動方式はFIAの規定により、4WDからFRに改められた。

サスペンションは前ダブルウイッシュボーン、後ろマルチリンク。ブレーキは4輪カーボンディスク&パッドでキャリパーは6ピストンとなる。タイヤ&ホイールは18インチだ。

ボディサイズは全長が80mm伸びて4730mm、全幅が145mm拡大され2040mm。2780mmのホイールベースは変わっていない。トレッドは前が80mmワイド化され1670mm、後ろは110mm拡幅され1710 mm。ボディパネルはカーボンファイバー、ウインドウはプラスチックに変更され、車重は 1250kgに抑えられた。市販仕様のGT-Rが1740kgだから、490kgものダイエットに成功したことになる。リアには大型ウイングが装着された。

価格は公表されていないが、日本円で1台約6500万円程度という。GT-RはFIA-GT1カテゴリーで、フォード「GT1」などのライバルと戦うことになる。果たして、どんな活躍を見せてくれるだろうか。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る