BMW 7シリーズ にV12ツインターボ…パフォーマンスと環境性能を両立

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BMW 7シリーズ にV12ツインターボ…パフォーマンスと環境性能を両立
BMW 7シリーズ にV12ツインターボ…パフォーマンスと環境性能を両立 全 13 枚 拡大写真

BMWは9日、『7シリーズ』に最上級グレードの「760i」と「760Li」を追加した。新開発直噴6.0リットルV12ツインターボ(544ps)を搭載。0-100km/h加速4.6秒、欧州複合モード燃費7.75km/リットルを実現する。

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7シリーズのフラッグシップには、ショートボディの760i、ホイールベースを140mm延長したロングボディの760Liを用意。両グレードともに、新開発の5972ccV12を搭載する。

このV12はBMWがすでに展開している3.0リットル直6、4.4リットルV8と同様に、「エフィシエントダイナミクス」理論を導入。ハイプレシジョンインジェクターを組み込んだ直噴システム、ツインターボチャージャー、ダブルVANOSカムシャフトなどの最新技術が採用された。

この結果、最大出力544ps/5000rpm、最大トルク76.5kgm/1500rpmという圧倒的スペックを発揮しながら、燃費は旧6.0リットルV12よりも約4.5%改善。欧州複合モード7.75km/リットル、CO2排出量299g/kmを達成する。排出ガス性能は、ユーロ5と米国のULEV2基準に適合。動力性能は0-100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)と一級だ。

トランスミッションはZFと共同開発した8速AT。軽量コンパクト設計で、従来の6速ATとサイズや重量はほぼ同等だ。前進8段、後進1段の8速ATは、4つのギアセットと5つのギアシフトで構成。2個のクラッチが各ギアに対して常に開いた状態になっているのが特徴で、駆動ロスを大幅低減。6速AT比で燃費を約6%向上させた。この8速ATはFRだけでなく、4WDやハイブリッドとも組み合わせできるフレキシブル性を備えている。

外観は縦バーの本数を増やした専用クロームメッキグリル、19インチアルミホイール、左右4本出しのクロームエグゾーストが12気筒モデルであることを主張。室内はナッパレザー、特殊表面加工を施したウォールナットウッドパネル、ルーフライニング&サンバイザーのアルカンターラなどが12気筒モデルの専用装備となる。

BMW760iと760Liは、欧州と米国への投入が決定。マイナーチェンジを受けたばかりのメルセデスベンツ『Sクラス』の12気筒モデル、「S600」と競合する。S600の5.5リットルV12ツインターボは、最大出力517ps、最大トルク84.5kgm。出力は7シリーズ、トルクはSクラスが上回る。0-100km/hはともに4.6秒と、加速性能は互角だ。

しかし、S600のV12は基本設計が古い影響もあり、欧州複合モード燃費7km/リットル、CO2排出量340g/kmと、760の7.75km/リットル、299g/kmには及ばない。この環境性能の高さこそ、7シリーズのアドバンテージといえるだろう。

《森脇稔》

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