メルセデスベンツ日本は16日、東京お台場地区のホテル日航東京で、顧客向けのAMGモデルの展示・商談会「AMGファッシネイション」を開催した。8台ものAMGモデルが一堂に会する中、ひと際注目を集めていたのが『マクラーレンSLRスターリングモス』。世界75台限定、価格はなんと約1億円のスーパーカーだ。
マクラーレンSLRスターリングモスは、今年1月に開催されたデトロイトモーターショーで初公開。限定75台のみの生産で、『マクラーレンSLR』を既に所有している顧客にしか販売されないというスペシャルなモデルだ。
5.5リットルV8スーパーチャジャーエンジンを搭載し、最大出力650ps、最大トルクは83.6kgmを発揮。フルカーボンで作られたボディを最高速度350km/hまで加速させる。見た目も中身も、もはやスーパーカーを超えて、レーシングカーと言って良い領域に達している。
販売は2009年6月から12月までの6か月間限定。販売価格は75万ユーロ(約1億円弱)で、すでに本国などではオーダーが入っている状況だという。
日本への導入だが、残念ながら現在のところ未定とのこと。フロントウィンドウがないこと、マフラーが横出しであることなど、「法規上からも、日本への導入は難しいかもしれない」(メルセデスベンツ広報)ということだった。
日本でオーダーする人がいるとすれば、観賞用のコレクターズアイテムとして購入する可能性が高いようだ。