いすゞ自動車は16日、大型トラック『ギガ』の原動機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2003年12月2日 - 2006年5月23日に製作された計1万4050台。
エンジンヘッドカバー内部の燃料低圧パイプが、インジェクタとの接合面の精度管理が不十分なため、パイプを締め付けているボルトが緩んで燃料が漏れ、燃料が混入したエンジンオイルがブローバイガスの通路を経由して吸気管に吸入されてシリンダー内で燃焼するため、エンジン回転が上昇してエンジン内部が損傷し火災となるおそれがある。
全車両、燃料低圧パイプを対策品と交換する。
不具合発生件数は62件で、市場からの情報で発見した。火災事故が1件起きている。