気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月21日付
●トヨタ生産300万台割れ、国内09年度予想、31年ぶり水準 正社員雇用に影響も(読売・1面)
●モーターショー成長期待上海は盛況、最多1500社「東京」とは対照的(読売・8面)
●日立、公的資金を検討、半導体事業を念頭か、会長兼社長会見(朝日・9面)
●ガリバー初の赤字決算、スズキの新車を販売へ(朝日・9面)
●環境ビジネス雇用280万人に倍増「緑の経済」政策案を公表(毎日・1面)
●「日立」エコ不当表示、大型冷蔵庫、公取委が排除命令、リサイクル材使わず(毎日・24面)
●粗鋼生産量下落率最大、08年度自動車向け急激悪化(東京・9面)
●GMオペル経営権無償譲渡、英紙報道(日経・7面)
●来春大卒採用、マツダ60%、NEC88% 43業種中34で減「ゼロ」は171社(日経・11面)
ひとくちコメント
世界的な自動車不況の中、中国では上海モーターショーが開幕した。きょうの各紙が今回の出展傾向や見どころなどを詳しく取り上げている。
「車不況 中国が命綱」(朝日)をはじめ、「自動車大手 中国へ走る」(日経)、「各国勢が熱烈PR、不振トヨタ挽回期す」(東京)、「主戦場に『戦略車』続々」(産経)、「成長期待 上海は盛況」(読売)などと各紙のタイトルだけをみても活況ぶりが読み取れる。
今回の上海ショーには日米欧などの国・地域から過去最高の1500社が集結。今秋の東京モーターショーへの不参加を決めている米ビッグスリーなどもそろって参加。トヨタ自動車は渡辺捷昭社長自らも訪中し、プレゼンテーションを行ったそうだ。「出展企業の激減で規模縮小を決めた東京モーターショーとは対照的なにぎわいを見せている」(読売)という。